観賞植物として有名なゼラニウムですが、古代から多目的に使える薬用ハーブとしての長い歴史があります。ゼラニウムはもともと少しローズを思わせるような甘さと、スパイシーさが入り混じったような香りがありますが、このローズゼラニウムは、ゼラニウム・エジプトに比べ、多少ローズっぽい香りが勝っているタイプのオイルです(しかし、ゼラニウムはもともとスパイシーなトーンがあるので、ローズの代替にはなりません。)。このオイルは、ゼラニウム・エジプト同様、精神と身体のバランスをとってくれるので、ストレスがたまったときや鬱になったとき、気分を明るくして、やる気を取り戻させてくれます。ストレスで眠れないような時にも良いでしょう。
香りが良く、アストリンゼン効果や皮脂のバランスをとる効果があるので、オイリー肌から乾燥肌、老化肌まで、肌質を問わずスキンケアに良く使われます。日焼け、肌のたるみ、つやのない肌のケアから、火傷などの軽い皮膚トラブルや湿疹まで他にも幅広く使えます。
血液の循環をよくするので、マッサージでセリュライトやむくみをとったり神経痛を和らげるのにも良いでしょう。
PMS(月経前緊張症候群)や更年期障害にも効果があります。
ゼラニウムはもともと南アフリカ、エジプト、マダガスカルあたりの植物でしたが、17世紀ごろにヨーロッパに伝わりました。今では700種類以上の種があり、産地によって微妙に香りも違ってきます。