精油の女王とも呼ばれる優雅で華やかな香りがする薔薇の精油です。
ローズは伝統的に、愛と美の女神と言われるビーナスに関連づけられる花で、優雅でロマンティックなフローラル調べの香りは、情緒を安定させ幸福感をもたらす働きがあります。また気力を高め、自分に自信をもたせてくれる働きがあるので、落ち込んだときや自信を喪失してしまったような時に幸せな気持ちを取り戻してくれるでしょう。
女性的なオイルと言われており、女性的な精神面・感情面の問題(マタニティブルー、失恋、嫉妬、憂鬱、悲しみなど)を癒す効果があります。またホルモンバランスを整えるので、生理不順・生理痛、生理前のイライラなども和らげてくれます。
現在ではその香りのよさから香水などによく使われる香りですが、ローズは中世までは医薬品として非常に重要な位置を占めており、消化不良、生理不順、頭痛、神経の緊張、血行不良などの症状に使われてきたそうです。
精油に使われるオイルは、Rosa centifolia と、Rosa damascena の二種類があり、この damascene はダマスク・ローズとも呼ばれ、甘い香りが特徴のローズです。
これらを溶剤抽出したオイルは「ローズ・アブソルート」と呼ばれ、水蒸気抽出されるとローズ・オットーと呼ばれます。