◇お掃除に活躍するアイテム◇
重曹
まず、お掃除に登場するもののトップバッターは、重曹。ベーキングソーダです。日本ではお菓子材料のコーナーに小袋がひっそりと置いてあることが多いのですが、北米では掃除に使うものという意識が強く、どこのスーパーでも2Kg入りなどの大箱が置いてあります。
重曹はまさに魔法の粉、オールマイティーなお掃除の必需品です。化学的には NaHCO3、ナトリウム化合物中で最も弱いアルカリで、最も多くの炭酸根を持っているため、いろんな化学反応を起こすのですが、小難しい話は置いておいて、とにかくいろんな場面で活躍します。
まず、研磨効果。粒子が細かいので、ステンレスや鉄など、傷をつけずに磨けます(アルミや銅などは傷がつく可能性がありますのでご注意を)。お湯のみの茶渋などを重曹で磨くとスッキリきれいになります。
次に汚れ落とし効果。重曹は水に溶けると汚れ落とし効果が発生し、さらに温度を上げるとアルカリが強くなり、ガンコなこびりつきなども落としやすくします。
そして忘れてならないのが、脱臭効果。日本では冷蔵庫の脱臭剤といえば活性炭、というイメージがありますが、北米では重曹。重曹の箱のフタを開けて冷蔵庫に入れておくだけで、イヤな臭いがとれます。基本的にはアルカリの中和作用による脱臭ですので、酸性の臭いしか脱臭しませんが、冷蔵庫のほかにも生ゴミ、下駄箱などの臭いに威力を発揮します。効果が薄れてきたら、捨てずにお掃除に。一石二鳥ですね。
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